あらすじ
森の奥でひっそりと暮らしていたオオカミ。
「俺は口がガバッと大きくて、目がギラリと光ってて、爪がギトっと長いんだ。誰だって俺となんか仲良くしたくはねぇはずだ・・・」
オオカミはいつも一人でこんな事を寂しく考えていたのでした。
ただ、そんなオオカミがある日キツネと湖のほとりでバッタリ会いました。
オオカミは「どうせ俺の顔や口を見て逃げ出すんだ」とばかり思っていました。
けれど、キツネは逃げ出しません。
不思議に思って優しく、怖がらせないよう一言
「おはよう・・・」
と・・・
キツネはものすごくビックリしました。
だって、森中で怖いと恐れられて今まで誰も話しかけたモノがいなかったからです。
最初、キツネはビクついていました。
恐る恐るキツネも
「おはようございます。オオカミさん。えへへ…」
と・・・
キツネはおそわれると思っていました。でも…
「いい天気だね。キツネ君。湖に落ちないように気をつけてね・・・」
その言葉にキツネはまたまたビックリ!
その時、キツネはオオカミは森中で誰よりも優しいという事に気づいたのでした。
その日からオオカミの毎日はグルリと変わってしまいました。
毎日、キツネがオオカミのところにやって来ては、お話したり、キャッチボールをするようになりました。
そんな楽しい毎日が続き、オオカミはキツネの事が大好きになりました。
でも、そんなある日オオカミ君のかん違いでオオカミ君はまた一人森の奥でシクシク泣いているのでした。
次の日キツネ君がオオカミ君の家をたずねてきました・・・
小さな森で生まれた大きなハートの、友情の物語。
あなたの明日もきっとあったかホッとなる
二匹の友情物語
友情って・・・友達って・・・
本格マスク舞台劇
ありがとうきみ~ちっちゃくたって でっかいハートの物語~
原作 青い鳥ティアティカル・カンパニー独自オリジナル作品
脚本 中村胡月
演出 玖世正太郎
監修 深瀬託麻
制作 早瀬託麻
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