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ごあいさつ

幼い頃に聞いた話、目に触れる森羅万象、誰に聞いたのか、何処で見たのか、何という本だったのか…
それが何かと言うのは、定かではないけれど大人になった今でも何故か心の奥底に残って今の自分を作っている。そんな大切な何かが誰にでも一つや二つあ
るものです。けれど今の私たちは、テレビやインターネット、ゲーム機、携帯電話などから余りにも多くの情報が無造作に氾濫しすぎて、大切な何かを見つけにくくなっているのではないでしょうか。

1979年に『劇団青い鳥』を創設以来、変わらぬ思いを胸に劇団員一同 一意誠心活動を続けて参りました。日本中の子どもたちに生の芝居を通して演劇を観る楽しさを知ってほしい、物語と共に泣いたり笑ったり怒ったり、隣の友人と共にたくさんの「何か」を感じてほしいと心から願い、全国を巡演し延べ6000公演300万人の子ども達と触れあってまいりました。

けれど子どもたちが生の舞台を観る機会はそう多くはありません。真に心を打つ作品に巡り会うことは本当に数少ないものです。
「今日観たお芝居、
面白かった!」「悔しかった!」「楽しかった!」「泣けちゃった!」そんな思い出が何十年か経ったある日、みなさんの心の中で何か温かいものを生み出してくれると信じています。これからも、皆さまが感動し心躍らせる作品創りに精進いたしまして、更なる飛躍を目指し全国に芸術の輪を広げていきたいと思っております。

―私たちの願い―

2020年(令和2年)初頭から、全世界に蔓延しています新型コロナウイルス感染症(国際正式名称:COVID-19)により、すべての人々が、この感染症の恐怖に見舞われ日常の生活を遮断される日々が続いています。中でも、子供たちの目に見えぬ心身のストレスは大変なものだと感じています。子供たちのかつての日常が少しでも戻ってくれる事を願ってやみません。
私たち文化芸術活動で、子供たちの明るい笑顔が沢山見られますよう微力ではございますが、努力邁進してまいりたいと思っております。演劇を通して多くの子供たちの心と接していける日々が戻ることを信じ、頑張って参りますのでご理解ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

2021年4月
劇団青い鳥ティアティカル・カンパニー
代表 早瀬託麻

教育に欠かせない 文化芸術の光

社会生活基本調査によりますと、子供たちの演劇・舞踏・音楽会といった芸術鑑賞の機会は年々減少しております。こうした背景から国は平成14年に文化芸術振興基本法を制定しています。国民ひとり一人が様々な芸術に触れる事を目的とし、学校主催による芸術鑑賞会を定期的に行うことを奨励しています。
これは、鑑賞会が子供たちの情緒を育むために必要不可欠だからです。なかなか目にする機会の少ない生の大迫力の舞台演劇や、珍しい民族舞踏・民族楽器などは子供たちの好奇心を刺激し、音楽は子供たちの感覚や創造性を豊かにします。つまり、本物の芸術に触れる芸術鑑賞会は教育に欠かす事の出来ない『課外授業』なのです。
次の時代を牽引する役割を担う子供たちが様々な芸術に触れながら成長できる環境は芸術の継承・発展に欠かせません。特に、物事の吸収が顕著な低学年は様々な芸術に触れる事により豊かな情緒発達を促します。多様な芸術に触れる取り組みは、勉強・運動と共に子供たちの成長に必要不可欠な要素といえます。

親愛なる皆様へ

私たちは2020年(令和2年)初頭から、全世界に蔓延した新型コロナウイルス感染症、(国際正式名称:COVID-19 )により、すべての人たちが、この感染症の恐怖に見舞われ日常の生活を遮断される日々が続いて参りました。中でも、子どもたちの心身のフラストレーションは大変なものでした。そして、子どもたちにとって最も厳しい状況が続いていたのです。
私たちはコロナ感染症が終息し、世界の人たちの生活が元に戻ることを切望していました。長い間、私たちはこの厳しい状況に直面し、多くの制限や変更を受け入れなければなりませんでした。やっと、やっとです。此処へ来て、私たちは、間近にこの困難な時期を共に乗り越え、未来に向けて前進することが出来る日常がやっと見えて来たのです。待ちに待った、3年間にも渡り閉ざされ続けた、子どもたちの天真爛漫な笑顔を見られる日々が戻ります。
演劇の活動を通し、子どもたちのいつもの明るい笑顔が沢山見られる事を信じ微力ではございますが、子どもたちの心と接し、心の糧と成れます様に頑張って参りますので、文化芸術活動にご協力お願い致します。

2023年4月 劇団青い鳥ティアティカル・カンパニー 団員一同
代表 早瀬託麻